
今回は少し踏み込んだ内容を。
「女風で使っていた道具」の中でも、特に印象に残っているもの――デンマについて、お話ししてみようと思います。
デンマというと、激しいプレイや強い刺激を想像される方も多いかもしれません。
でも、私が使うときに大切にしていたのは、“どこで、どう使うか”よりも、“いつ、どう感じてもらえるか”ということでした。
たとえば、指でじっくり愛撫して、
肌の温度や呼吸の変化を確かめながら、
ようやくデンマの存在を告げる。
「そろそろ、使ってみようか?」
そう感じさせるように耳から少し離して音を聴かせたときの、相手の一瞬の戸惑いと期待が混じった表情――
あの瞬間が、私はとても好きです。
使い始めは、あえて一番弱い振動から。
音を聴かせるだけ。
それだけでも、想像以上に体が反応してくれる方も多かったです。
私が見てきた限り、バイブの本当の役割は「強くすること」ではなくて、
“奥に眠っていた感覚を、そっと起こす”ことだと思っています。
一気に責めるのではなく、
時には止めたり、位置をずらしたり、
反応を見ながら丁寧に“溜めていく”。
その時間が、ふたりの空気を変えていく。
そして、快感の波が大きくなったタイミングで――
「じゃあ、少しだけ強くするね。」
その一言と共に、振動が深く響き始める。
指では届かなかった感覚、舌では与えられなかった奥行き。
そういう世界に連れて行ってくれるのが、
この小さな道具の、意外と繊細な力なんですよね。
もちろん、道具だけに頼るのではなく、
一緒に呼吸を合わせて、心ごとほどいていくこと。
それが、私の“使い方”でした。

コメントを残す