
今回は、私が女風をしていた頃に大切にしていた、
「最初に交わす会話」について、少しだけお話ししようと思います。
会ってすぐの数分って、実はプレイそのものよりも、ずっと緊張感がある時間かもしれません。
目を合わせるのも、お互い探るように静かで。
笑顔ひとつ、声のトーンひとつで、場の空気が決まってしまう――
そんな“最初の空気”を、私は何より大事にしていました。
だから、第一声はとてもシンプルに。
「こんにちは、セージです。今日は来てくれてありがとうございます。」
あとは、相手の様子を見ながら、
「緊張してますか?」
「来るまで、どんな気持ちでした?」
「この場所、迷いませんでしたか?」
そういった“プレイに関係のない質問”もすることが多かったです。
私が欲しかったのは、“心の距離を縮めるための時間”であって、
すぐにエロを始めることではありませんでした。
緊張している人には、話すペースを合わせる。
無口な人には、沈黙を大切にする。
言葉より、うなずきや視線の方が安心感になることもある。
本当に伝えたかったのは、
「ここにいる間、あなたは自分でいていいんですよ」
というメッセージだったのかもしれません。
少し笑った顔や、ふっと肩の力が抜けた瞬間――
それが見えたとき、ようやく「これから触れてもいい」と思えるんです。
プレイの前にある、
静かなやりとり。
それが、その人の“自分を許せる時間”の始まりになるように――
私は、いつも「最初の会話」に全力でした。


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