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【プレイ案 ― 拘束帯(obi)前戯編2】

彼の手が、そっと後頭部を包み込む。
そのまま導かれるように、あなたは壁際へと押しやられた。
ぬくもりが離れた瞬間、ふっと背中が冷える。
けれど、それもつかの間――

振り返ろうとしたあなたの視線は、再び彼の手によって正面に戻される。


「こっちを見ていろ」


低く囁かれた声が、背筋を撫でるように這う。

胸の奥に、ざわめきが灯る。不安と、期待が、入り混じった熱。

やがて彼の手が、静かに上着へと伸びた。
一枚、また一枚と、丁寧に剥がされていく布地。
残されたのは、下着だけの姿――

「見られる覚悟は、していたはずなのに…」

けれど、視線を浴びるほどに羞恥が募る。
そのくせ、どこか悦びにも似た感情が滲んでいた。

「綺麗だよ…」

ささやきと同時に、彼があなたの両腕を背中で組ませる。
そして――柔らかな布が、するりと肌を撫でる感触。
ちらりと目に入った、深紅の帯。

それは、obi。
艶やかな布が、あなたの身体を静かに縛りあげていく。
背後からまわり込むように、胸元をやさしく束ね、
腰へ、肩へと絡みつきながら――
最後に胸元へ、リボンのような結び目が添えられる。

「…わたし、いま、こんな姿…」

言葉にできない想いが喉に詰まる。
布の締めつけはごくわずか。けれど、逃れられない感覚は確かにある。
自分の意思で差し出したわけではない。
なのに――今のあなたは、まるで彼に差し出された贈り物のようだった。

「なんでもしていいよ、って言ってるみたいに…」

彼が向けてくる、愉しげな、それでいてどこか支配するような笑み。
あなたはただ、それを受け止めるしかなかった。

逃げ出すことも、拒むことも、もう――できなかった。

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